鳴鹿っ子ダイアリー 2007年6月 |
学校生活の中でのできごとや,学校の風景点描など,小さな話題まで日記形式で紹介します。 ※6月は分量の関係で2ページに分割しています。 →6月15日以前はこちら |
今日は,土曜日でしたが,たくさんの保護者の方々が来校して下さいまして,「第1学期学校開放日」が行われました。午前中は,音楽集会(業間タイム)を含めて各学年の授業風景を参観していただきました。通常の月曜日の授業で,教頭先生や教務の先生の授業もご覧いただきました。また,まほろば協議員(地域・学校協議会)の方に授業実践の一端を見ていただきました。 午後から,各教室では保護者の皆様による「学級懇談会」が行われました。懇談内容は,1年「入学してからの子どもたちの様子」,2年「自立への第一歩」,3年「子どもたちの時間の使い方」,4年「子どもたちへの言葉かけ,接し方」,5年「親の考え・子の考え」,6年「子から親へ,親から子へ」です。日頃の子育てや学校教育・家庭教育について学級委員さんが中心となって話し合いがもたれました。学級委員の皆様には,事前の打ち合わせや当日の司会進行など,ご協力ありがとうございました。同時間帯に,子どもたちは体育館で防犯教室を行い,今年度は「危険回避」を,通学路と公園の例をあげて,縦割りグループに分かれて考えていきました。不審者への対応の仕方を,実演を交えながら学習しました。最後は,坂井警察署,スクールガード,防犯ボランティアの方々のご協力を得て親子下校を行い,毎日子どもたちが登下校している通学路の安全を,保護者の皆様の目で確かめていただきました。盛り沢山の一日でしたが,お休みのところ多くの保護者の皆様にご来校いただき,ありがとうございました。 |
ついに来ました!プールの季節です!今日は,絶好のコンディションの中,5・6年生児童によるプール開きが行われました。3限目が始まる頃には,日なたの気温が32度,水温が24度…と,プール開きにはもってこいの条件になりました。(それでも,寒がっている子はいましたが…。) 校長先生のお話を聞いた後に,毎年恒例の『模範泳法』の披露です!自由形・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライの4泳法を行ったのですが,4つ全部に参加したすごい児童もいました!その後は,10分程度の自由時間になり,みんな思い思いに水の感触を楽しんでいました!でも,もうすぐ梅雨に入ってしまうのでしょうねぇ…水泳学習の時だけは,晴れますように! |
今日はALT学校訪問の日でした。3年生は,まず普段の英語活動で使っている動物の名前の発音の仕方をアンドリュー先生に教えていただきました。ドッグのグは聞こえるか聞こえないくらいの小さい声で発音し,ダックのクはダッと同じ大きさで発音するなど表情豊かに説明してくださったので,とても分かりやすかったです。それから,ゾウ・キリン・ライオン・トラ・サル・クマの六つのグループに分かれて,フルーツバスケットの改造版アニマルバスケットのゲームをしました。自分の動物の名前を言われると,大騒ぎで椅子から椅子へ移動をしました。動物の発音は今一つのようでしたが,子どもたちはとても楽しく活動していました。最後に,16枚のアニマル絵カードを使って動物ビンゴゲームをしました。ビンゴになった子からシールをもらうことができるので,みんな意欲満々でゲームにチャレンジし「リーチ」「ビンゴ」の声が教室中に飛び交いました。アンドリュー先生の生の英語を聞き,ゲームを通して英語に親しむことのできる楽しい時間でした。 ALT学校訪問では,他に1年生と5年生の授業があり,5年生ではアンドリュー先生が一人ひとりに"What's sports do you lile?"などの質問を投げかけていました。さらにアンドリュー先生は6年生の給食を訪問したり,昼休みに子どもたちと一緒に遊んだりして,鳴鹿小での一日をエンジョイしていました。 今日は水曜日なので,その昼休みは清掃無しの長い休み時間となりました。児童からの募集で名前もついに決まり,「のびのびタイム」と命名されました。のびのびと児童会活動や係活動,縦割り活動に取り組んだり,のびのびとリラックスしたりといった意味がこめられています。そして今日は,縦割りグループで集合してのレクリエーションを行いました。場所の割り当てに従ってリーダーたちが遊びを考えました。初回の今日は,グラウンドではおにごっこや「けいどろ」,ジャンケン列車,宝探し,体育館ではドッジボールや伝言ゲームが行われました。特に6年生のリーダーは的確な指示を送ってメンバーを上手に動かしてくれたので,どのグループも楽しく遊ぶことができました。このような企画は今後も何回か行われる予定です。 |
先週土曜日に行った防犯教室を受けて,今日の鳴鹿っ子タイムに再び縦割りグループで集まり,不審者の危険から身を守るためにはどのようにしたらいいかについて話し合いました。縦割りグループといっても,今回はグループ内で例えば6年生と1年生,5年生と2年生などといった2人組の「ペア学年」を組みました。それぞれのペアに地図が渡され,不審者から身を守るためにはどの道を通るのがより安全かについて2人で話し合い,地図に記入しました。人通りがないさびしい道よりも,少し遠回りになっても人通りが多く,いざというときに助けを求められるような道がいいという意見が多かったようです。また公園の図を見て,どちらの公園が安全化についても話し合いました。こちらは木や建物など,不審者が身を潜めるような物陰が少ない公園がいいという意見が多かったようです。 今日は不審者の危険から身を守ることについて考えるのが第一の目的でしたが,これから先,縦割りグループやペア学年を使って行動することも多くなります。上級生は下級生の優しく声をかけ,また下級生は上級生の言うことを素直に聞いて,おたがいに思いやりを持って行動できるようにしていきたいものです。 |
今日は,一日中雨が降りプール学習もできませんでした。児童もがっかりです。校舎のあちこちから「あーあー,プールに入れない・・・」の声が聞こえました。また,毎週金曜日は,福井大学医学部の実習生6名が来校します。今日で5回目になり,休み時間は実習生と子どもたちのうち解けた様子が見られ,たいへん微笑ましいです。 さて,実習生の皆さんは,これまでに子どもたちから集めた健康と環境についてのアンケートをもとに各学年に応じた保健指導の準備をしています。来週金曜日は,各学級で保健指導をおこないます。初めての経験でもあり,アンケートをもとにどんな内容で伝えていくか真剣に話し合っていました。午後には,それぞれの担当学級の指導内容や資料も完成したみたいです。みなさん,来週を楽しみにしていて下さいね。 |
今日のダイアリーは,先週土曜日に行われた2年生親子のつどいを紹介します。今回は陶芸教室を開催することになりました。当日は鳴鹿小学校体育館に集まり,講師の先生をお迎えして作り方を教わりました。子どもたちは,お家の方と何を作るかを相談しながら楽しそうに作品を制作していました。作品は,コップやお皿,犬やペンギン,花びんなど,先生もおどろくほどの力作でした。できあがった作品は赤や青,黄緑,黒の中から色を選び,その色に仕上がるようです。できあがりは2ヶ月後の予定です。楽しみに待っていましょうね。 →行事紹介「2年生親子のつどい」 |
今日は指導主事訪問日でした。坂井地区地教委連の3名の指導主事の先生方,そして坂井市教育委員長,坂井市教育委員,坂井市教育長,坂井市教育審議官の各先生方,まほろば協議会(地域・学校協議会)の皆様方が多数お見えになり,各学級での授業ならびに全校道徳を参観されました。各授業内容を紹介いたします。2限目は,1年算数「のこりはいくつ,ちがいはいくつ」,3年国語「本と友だちになろう(三年とうげ,本は友だち)」,4年学級活動「友だちのよいところを見つけよう(パーソナルポートフォリオ)」の各授業が行われました。3限目は,2年算数「形づくり」,5年社会「これからの食料生産とわたしたち」,6年体育(保健)「病気の予防(T「病気の起こりかた」),の各授業が行われました。 5限目は全校道徳「自然のすばらしさ」が行われました。最初に担任の先生方すべてから,美しい・すばらしいと心を動かされた写真が提示され,それをきっかけに心に残った自然の姿について縦割りグループで話し合いました。話し合ったことについてリーダーが紹介してくれたり,そのほかの人たちも何人か立派な意見を出してくれました。相田みつを氏の詩を読んで思ったことを発表し,つづくスキルトレーニングでは「すてきな話し方・聞き方」について教員の模範演技をふまえて気付いたことを発表したり,「草木ビンゴゲーム」を行ったりしました。最後に美しい音についての教師の説話があり,「この星に生まれて」を全員で合唱しながら全校道徳を終えました。 放課後には授業研究会が行われ,各指導主事の先生方からそれぞれの授業について多くの課題と評価をいただきました。とりわけ全校道徳は,めざす児童像「思いやりのある子」の育成をめざしたものとして,昨年から実践研究に取り組んできた当校の特色ある教育活動の一つです。まだまだ課題もありますが,道徳的価値の深化はもちろん,縦割りグループによる異学年間の共通理解や交流の場としての新しい取り組みを提案させていただきました。今後とも忌憚のないご意見ご提言をよろしくお願いいたします。 (→鳴鹿小学校グランドデザイン) |
今日の10時30分より,本校体育館で「福井県芸術鑑賞教室〜今川節の”はる・なつ・あき・ふゆ〜」が行われました。この芸術鑑賞教室は,(財)福井県文化振興事業団,福井県教育委員会,坂井市教育委員会,丸岡町文化振興事業団の主催によるもので,今日と明日の2日間,本校を含む県下4会場で行われるものです。また制作は,(財)日本オペレッタ協会によるもので,芸術監督の寺崎裕則さんをはじめ,ソプラノの宇佐美瑠璃さん,テノールの田代万里生さん,バリトンの小栗純一さん,ピアノの柳津昇子さんの出演でした。 ”日本のシューベルト”ともいわれた丸岡の天才作曲家,今川節は,1908年に生まれ,平章小学校高等科を卒業後,森田銀行に勤めるかたわら,音楽の道をめざして雑誌『赤い鳥』の通信講座で独学による作曲の勉強を始めました。16歳のときに北原白秋の詩「ちょうちょう」に作曲して応募したところ,推薦曲として認められました。丸岡町内で午後9時の時報としてメロディが流れる,代表作「ペチカ」も,白秋の詩にメロディを付けたものです。「ペチカ」は山田耕筰作曲のものが知られていますが,白秋は今川節の方が好きだと述べています。1930年に「丸岡ローレル・アマチュア管弦楽団」を結成し,32年の第1回全国音楽コンクールでは一度落選したものの,翌年の第2回音楽コンクールでは,交響曲組曲「四季」が入選を果たしました。しかしその頃から肺結核の病状が悪化し,翌年5月に25歳の短い生涯を閉じたのでありました。生涯に作曲したのは260曲にのぼります。 今日は日本オペレッタ協会のメンバーの方が,今川節の生涯を振り返りながら,約1時間にわたって20曲あまりを熱唱しました。プロの歌唱や音楽を間近に聴けるとあって,子どもたちはみんな静かに耳を傾け,心の底から音楽を味わっていました。最後はメンバーとともに全校児童で「ペチカ」を合唱しました。子どもたちの感想からは,「声がよく響いてきれいだった」「ピアノの曲もすばらしかった」,あるいは「今川節は若いのに病気とたたかいながら多くの曲をつくったなんてすごい」などとありました。丸岡の誇る偉人について学ぶとともに,また昨日の全校道徳にもあったように「美しいもの,すばらしいもの」に直接触れて感動することができた,いい機会になったのではと思います。このようなすばらしい機会を作って下さった関係各位に厚く御礼申し上げます。 →福井県文化振興事業団(ハーモニーホールふくい) →坂井市立丸岡図書館(「丸岡偉人物語」内に「今川節の部屋」があります) |
今日の15時より,第1回「学校エコ改修と環境教育」事業合同検討会が本校体育館にて行われました。環境省による「学校エコ改修と環境教育事業」(文部科学省「エコスクール・パイロットモデル事業」連携事業)の平成18年度モデル校として,北陸地方では初めて鳴鹿小学校が採択され,今後3年間でエコ改修検討会,建設委員会,環境教育検討会が逐次開催された上で改修工事に入り,あわせて学校での環境教育に取り組んでいくものです。 今日の検討会には,県内外より76名の設計士や建築関係者が集まりました。坂井市教育長の挨拶のあと,エコ改修検討会座長を務める吉田伸治氏(福井大学大学院工学研究科准教授)の紹介,環境教育検討会座長を務める能美進・本校校長の挨拶と続き,エコフローサポート本部より学校エコ改修事業の説明がありました。 次に1時間程度のワークショップに移り,本校職員の案内・説明で6班に分かれて校舎見学や環境の計測を行いました。要所で気温や湿度,照度,風速,放射温度を測定し,老朽箇所や不便な箇所の調査を行いました。見学後にまとめた感想からは,「どの教室も照度が不足している」「ふだんから風が強くて窓も開けにくく,断熱も十分でないことから暑い」「収納スペースが少なく,構造的にも無駄が多く,有効に利用できていないスペースがある」「電源スイッチや家庭科室のコンロなどが不便な場所に置かれている」「グラウンド周囲の植樹が少ない」などの意見が出されました。 後段では,吉田座長による講義「建築空間内の環境制御と風土の関わり」,また脇田典子・本校教頭による「鳴鹿小学校の本年度環境教育の計画とエコ改修事業への期待」の説明が行われました。そして事務局から今後のスケジュールの説明や連絡事項をもって,今日の検討会は閉会しました。今後は,7月20日(金)に第2回環境教育検討会が本校で,8月3日(金)に第2回エコ改修検討会が丸岡南中学校で行われる予定です。 →ecoflow(エコフロー)「環境省エコ改修と環境教育事業」HP →有限会社ピー・ティー・ピー(PTP)・・本校エコ改修事務局 |
福井大学医学部生の実習も,今日を入れて残り2回となりました。これまでの実習やアンケートの分析などをふまえて,6名の実習生が各学年でそれぞれ「環境と健康について」のお話をしました。朝食と健康との関係や,うんちによる健康チェック,心臓のはたらき,ごみや水の話など,学年に応じた内容のお話でした。子どもたちの前に立って”授業”をするのは初めてでしたが,お互いにすっかりなじんでいるせいか,緊張しすぎることもなくにこやかに,しかも分かりやすくお話をすることができたようです。子どもたちも,実習生のお話はきっと心に残っていることでしょう。 今日は「大掃除・ワックスがけ」も行われました。学期に1回,自分たちがふだんお世話になっている教室をきれいにしようというものです。昨日行われたエコ改修検討会でもあったように,確かに校舎の老朽化は否めませんが,子どもたちが一生懸命に清掃活動をしているので,清潔さが保たれているといったところです。改修工事まであと2年ほどありますが,それまで現在の校舎をきれいに使っていきたいものですね。 |
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