鳴鹿っ子ダイアリー 2006年11月 |
学校生活の中でのできごとや,学校の風景点描など,小さな話題まで日記形式で紹介します。 ※11月は分量の関係で2ページに分割しています。 →11月14日以降はこちら |
今日から11月,校時も昨日までとは10〜15分ほど遅い後期校時に変わりました。例年ならば秋の深まりをますます感じる頃ですが,今年は平年よりも気温が高い好天が続いています。今も一日を半そで半ズボンで過ごす子どもたちが圧倒的に多く,昨年同時期のダイアリーと比べるとその違いは明らかです。明日は4〜6年生が九頭竜川資料館へサケ遡上の観察に出かけます。天気は心配ないようですが,少雨のために川の水量が少なく,サケが遡上しにくいのではと,逆にこちらが心配です。 さて,本校のビオトープの取り組みが,このたび(株)学習研究社の「ビオトープ関連誌」のなかで紹介されることになりました。今日は,その取材日です。ビオトープに集う子どもたちの様子を早朝から取材され,なるかっ子タイム(業間)や授業中(理科)の様子をご覧頂きました。なるかっ子タイムには5年生を中心に取材を受け,5年生が昨年から作り育てているミニビオトープを観察する様子などをご覧頂きました。振り返れば,彼らの取り組みもちょうど一年が経過したのですね(これも昨年のダイアリーをご覧下さい)。3限目は3年生理科でビオトープを観察する姿を,さらには昼休みに多くの子どもたちがビオトープに集う姿を取材していただきました。ビオトープの生き物を,明るく生き生きとした眼で観察する子どもたちの姿,まさに”生きもの大好き鳴鹿っ子”に,取材スタッフの方も驚いていました。 →昨年11月のダイアリーもご覧下さい |
鳴鹿小学校では今年も,九頭竜川資料館(わくわくRiver Can)のご協力を得て,6年生「まほろば学習」や科学工作クラブを中心にサケ稚魚の飼育に取り組みます。先月下旬から鳴鹿大堰近くの永平寺川でサケの遡上が始まり,今日は九頭竜川資料館でサケの人工授精体験をさせていただくことになりました。 今日も天気は申し分無しの校外学習日和。しかし昨日の科学クラブ・マルチメディアクラブ合同の現地調査では,川の水量が少なく,このままでは肝心のサケが全く遡上しないのではないかと心配でした。しかし今朝,サケを捕獲したとの報を頂きほっと一安心。4〜6年生の児童は期待を胸に九頭竜川資料館に向かいました。 資料館に着くと,今朝捕獲されたばかりのメス2匹とオス1匹のサケを見せてくださいました。早速職員の方の手でメスの腹を割き,ここからは6年生の子どもたちにも手伝ってもらいながら作業を進めて行きました。鮮やかなオレンジ色の卵を取り出し,洗浄した卵にオスの精子をかけて攪拌(かくはん)しました。再び洗浄した後,光を遮断した水槽に入れられ,発眼卵になるまで約40日間ここで育てられます。 人工授精体験を終えて,サケに関するビデオを視聴した後,永平寺川へ現地調査に出かけました。昨日の様子から,今日は川の様子の観察だけ・・・と思っていたら,何と1匹のメスを発見!かなり力尽きながらも果敢に遡上に挑むサケに,子どもたちから「がんばれ!がんばれ!」の声がわき起こりました。また館長さんの案内で,茂みの中に作られた産卵礁も確認することができました。 なおこの校外学習では,4年生は社会科の郷土学習として,旧鳴鹿大堰建設に尽力した酒井利雄氏の銅像見学を,5年生は理科「流れる水のはたらき」の川の流れや蛇行,石の様子の観察を併せて行いました。また人工授精体験の様子を,NHK福井,福井テレビ,こしの国ケーブルテレビ(永平寺町・旧美山町で視聴可能)のテレビ3社による取材を受けました。NHKは今日夕方のニュースで放送され,福井テレビは来年2月の「福井っ子はいま」で特集される予定です。 →「九頭竜川資料館(わくわくRiver Can)」ホームページ ※河川で許可なくサケを捕獲することは,水産資源保護法で禁止されており,罰則が科せられます(一年以下の懲役 または五十万円以下の罰金)。九頭竜川資料館の場合は,増殖目的の捕獲として許可を頂いております。 |
おだやかな天候に恵まれている3連休の中日です。中野重治文庫記念丸岡図書館では,今日,鳴鹿小学校高学年の児童を対象に「一日司書体験」が行われました。参加したのは6年生7名と5年生3名。まず一人ひとりに委嘱状が手渡されたあと,専用のエプロンに身を包み,3班に分かれて活動を行いました。主な仕事は,カウンター業務や書架の整理です。 カウンターでは実際の利用者に対して本の返却や貸出の手続きを行いました。バーコードをピッと読み取ることは学校の図書館でもおなじみですが,”本物”の図書館での仕事なので,ひときわ楽しいものがありました。暇を見ては,新規利用者登録や予約登録などパソコンでの作業も行いました。一方,絵本書架や児童書架の整理は,重たい本を抱えて行き来したり,記番号通りに本を並べたりするなかなか大変な作業でした。でもこちらも楽しくお仕事ができたし,裏方さんの仕事の大切さも学ぶことができました。 そして仕事の合間を見て,ふだんはあまり入る機会のない部屋にも案内していただきました。約4万冊の本を所蔵する書庫(一般の人は入れません)のほか,小説『梨の花』をはじめプロレタリア文学作家の「中野重治記念文庫」,貨幣史・鉱山史をはじめ福井県史編さんに努めた歴史学者の「小葉田淳文庫」,そして『ペチカ』の作曲家として知られる「今川節の部屋(先週オープンしたばかり!)」を見学することができました。あわせて2時間の体験でしたが,子どもたちにとってとても有意義なものだったに違いありません。このような体験の機会を与えてくださった丸岡図書館の方々に厚く御礼申し上げます。 さて昨日は文化の日,各地で文化祭のシーズンでもあります。合併後最初となる「坂井市民文化祭」が,各自治区を会場に開催されています。丸岡会場はいきいきプラザ霞の郷で,4日・5日の両日開催されています。総合作品展には,各学年から選ばれた図画や書写の作品,少年消防クラブ防火ポスターの優秀作品,子ども会壁新聞の優秀作などがずらりと展示されています。是非会場へ足をお運び下さい。 |
今日のなるかっ子タイムには,学校集会・校内音楽発表会が行われました。 今月の生活目標は「思いやり,感謝の気持ちを持とう」です。最近,学校でのいじめや,それによる自殺など全国的に社会問題化していますが,校長先生や生徒指導の先生がおっしゃったように,人として友だちをいじめたり傷つけたりすることなく,支え合って生きてほしいものです。また失敗した時には「ごめんなさい」,人からいいことをされた時には「ありがとう」と,素直に言える子になってほしいものです。鳴鹿っ子「めざす児童像」にもあるように,みんなが「思いやりのある子」になりましょう。 さて,「校内音楽発表会」は,いよいよ今週木曜日に行われる「坂井市小学校音楽会」に向けてのものです。5・6年生のみなさんが,下級生を前に本番さながらに,「星の大地に」の発表を行いました。日頃の練習の成果を十分に発揮でき,とても美しいハーモニーに仕上がっていました(それ以上のくわしい紹介は,本番までのお楽しみということで・・・アップの画面は今は差し控えさせていただきます!)。1〜4年生の下級生にとって,5・6年生の歌声は目を見張るばかりでした。5・6年生の発表のあとは,全校で「星の大地に」を歌い,体育館が美しい歌声に包まれました。2年後,4年後は私たちが・・・1〜4年生のみなさんは,先輩たちを見習ってこれからがんばっていきたいですね。そして9日の本番では,きっと鳴鹿の美しい合唱が,ハートピア春江に響くことでしょう。 |
今日は,火曜日。鳴鹿小学校では,3年から6年が戸枝先生と英語活動をする日です。 3年生では,今日から新しいことを教えてもらいました。お金の言い方です。にんじんは「30円」,ハンバーガーは「300円」というのを英語で言う練習をしました。 数は,1〜10までは完璧!ですが,そのあとは…。50や100はとても難しく,1000なんて面食らってしまいました。しかし,そこは元気いっぱいの3年生。声の大きさでカバーです。上手に言えるようになれば,英語でお店屋さんごっこも夢ではありません。また,戸枝先生と一緒にがんばりましょう。 |
寒さが骨身にしみる朝でしたね…。さて,児童会では,今週の月曜日から,朝の会の時間を利用して募金活動を行っています!今朝も,役員・執行委員の当番さんが,募金箱を手に各クラスを回りました。ちなみに,7日現在の集計額は,既に1万5千円ほどありました。ご協力ありがとうございます。集まったお金の使い方は,児童会で相談して決めていきます。困っている人たちのために少しでも力になりたいと,児童会のメンバーが一丸となって毎日頑張っています! また,パワーアップタイムには,寒さに負けじとマラソンを行いました。これから冬に向けて,グラウンドを走ることができる機会も段々と減ってきますが,天気の良い日はどんどん外に出て,走り貯め(?)をしておきたいですね! |
今日は坂井市が発足して初めての,「坂井市小学校音楽会」が行われました。以前にも坂井郡や丸岡町での音楽会が行われていたことがありましたが,鳴鹿小学校がこのような音楽行事に参加するのは久しぶりです。参加したのは5・6年生あわせて52名。2学期に入ってから,音楽の時間はもちろん,休み時間や放課後のパート練習を重ねて,この日に備えてきました。 今回は坂井市内の小学校の約半分にあたる9校が参加。鳴鹿小学校の登場は6番目で,合唱の曲目は「星の大地に」です。指揮者・伴奏者ともに児童が担当するのは参加9校中,何と本校が唯一。小規模ながらみんなが心を一つにして,素晴らしいハーモニーを響かせました。他校の発表もとても素晴らしかったですが,本校の発表もひときわ輝いて見えました。一人ひとりが練習の成果を出し切ることができ,満足感を得ることができたようです。 今日は多数の保護者の皆様にも会場へ足を運んでいただき,子どもたちの熱唱ぶりを鑑賞していただきました。これほどまでに素晴らしい成長ぶりを遂げたお子さまの姿をご覧になり,とても感激されたことでしょう。これまでの温かいご支援ありがとうございました。また本日ご覧になれなかった保護者の皆様には,明後日の「親子食育学習会」の終わりに再び5・6年生の合唱を発表しますので,(この感動をもう一度とおっしゃる方も)ぜひご覧下さい。 くわしい様子は「行事紹介」にアップデートしておりますので,こちらもご覧下さい。ビデオの公開も予定しております。 →行事紹介「坂井市小学校音楽会」 |
昨日の坂井市小学校音楽会は,とても素晴らしかったです。5・6年生のみなさんはようやく緊張も解け,今日は骨休め・・・といきたいところですが,明日土曜日は授業日,親子食育学習会などがあります。長い1週間ですが,あと1日がんばりましょう。 さて,昨日11月9日の4限目に,4年生は「みのづるし」という渋柿の皮をむいて,つるし柿を作りました。まず茎をとらないように気をつけてがくを取り,ピーラーでていねいに皮をむきました。次にむき終わった柿を5個ずつひもで結び,図工室横のベランダに干しました。約1ヶ月ぐらいでできあがるとのことです。 軒下に下がったつるし柿は晩秋の風物詩です。子どもたちからは「家に持って帰れる?」とか「お父さんも楽しみにしているよ。」「甘柿や合わせ柿は食べたことがあるけど,つるし柿は食べたことはないから楽しみ」という声が聞かれました。 |
今日は,愛育会「研修委員会」と「母親委員会」が合同で企画した,「親子食育学習会」でした。食育学習会の第1部は「本校の食事に関するアンケート結果の報告」です。アンケート結果から子どもたちの嫌いな食べ物や好きな食べ物等がわかりました。第2部は,親子講演会として,講師に砂博子先生をお招きして,演題「なにをどれだけ食べたらよいの?」についてご講演をしていただきました。鳴鹿小学校のアンケート結果などもふまえた内容で,子どもたちにも大変わかりやすく指導して下さいました。特に,人間が生きていくためには毎日45種以上の品目を摂取する必要があることなどがわかりました。第3部は,体験学習会として「豆つまみリレー・親子で食育○×クイズ」を楽しみました。この「親子食育学習会」の開催に至るまで,研修・母親委員会の皆様には企画運営に多大なご協力をいただきました。誠にありがとうございました。すばらしい企画を感謝いたします。また,一昨日おこなわれました,坂井市連合音楽会ですばらしい合唱発表をした「曲名:星の大地に」をご覧頂きました。美しい合唱が静寂の体育館に響きわたり,歌い終わった子どもたちへ大きな拍手をいただくことができました。本当にありがとうございました。 4限目は,保護者の方は学級懇談会に参加して下さいました。各学年ごとに有意義な時間を過ごし,学校と保護者が手をとりあって大切な子どもたちを育てていく一助になれば幸いです。また,子どもたちはこの時間に教頭先生が体育館で「全校道徳」をおこないました。内容は,「資料:心ない言葉」をつかい,鳴鹿小学校のみんながもっと仲よく生活していくことができるようになるためにはどのようなことに気を配っていくことが必要かを考える時間になりました。是非,子どもたちに話を聞いてほしいと思います。 →行事紹介「親子食育学習会ほか」 |
→2ページ目へつづく(11月14日〜) |