鳴鹿っ子ダイアリー  2007年3月
学校生活の中でのできごとや,学校の風景点描など,小さな話題まで日記形式で紹介します。
※3月は分量の関係で2ページに分割しています。 →3月15日以前はこちら 
3月16日(金)
 平成18年度
卒業証書授与式が,多数のご来賓ならびに保護者の方々のご列席を賜り挙行されました。今日卒業する27名の6年生にとっては,ついにその日がやってきたという感じです。ご卒業おめでとうございます。
 今日は,この晴れの舞台のために天気も味方してくれました。東京都心では観測史上最も遅い初雪が観測されたそうですが,福井県地方は数日前の予報から一転,少々肌寒いながらも晴天に恵まれました。まさに後述する卒業式の歌の歌詞にぴったりの,素晴らしい天気でした。
 小学校生活最後の日の10時30分,緊張と淋しさが入り交じりながらの堂々の卒業生入場で式が始まりました。いよいよ卒業証書授与。担任の呼び出しを受け,校長先生から一人ひとりに卒業証書が手渡されました。「小学校の課程を卒業したことを証します」の18文字に卒業の意味をかみしめながら,大きな返事ときびきびとした動作,そして晴れやかな表情で卒業証書を受け取りました。
 校長先生からは「感謝の気持ちを忘れずに」「思いやりの心をもとう」「今やることに全力を尽くそう」の3つを心に留め,実行してほしいとのはなむけの言葉をいただきました。教育委員会はげましの言葉,坂井市お祝いメッセージ,来賓の方々のお祝いの言葉,来賓紹介,祝電披露と続き,坂井市と愛育会から卒業祝品(辞書)が卒業生に授与されました。ここでも卒業生代表によるきびきびとした動作が見られました。卒業記念品目録贈呈では,卒業生代表が目録(先日植樹したハナミズキ)を読み上げ,在校生代表へ手渡されました。
 そして卒業式のハイライト,「別れの言葉」が始まりました。特に今回は一部曲も変わり,在校生による伴奏に加え,卒業生による伴奏や,在校生・卒業生による指揮が付きました。全員で「大空がむかえる朝」を歌い,在校生代表,そして卒業生一人ひとりの呼びかけが続きました。6年間の思い出の一言一言に思いを込めて,力強く呼びかけることができました。在校生が元気な声で「卒業の日よおめでとう」を歌い,続いて卒業生による「旅立ちの日に」です。「白い光の中に 山なみは萌えて ・・・」大空を舞うような指揮に力強い伴奏,美しいハーモニー・・・あの連合音楽会の感動が再び蘇ってくるようです。「いま 別れのとき 飛び立とう未来信じて 弾む若い力信じて このひろい このひろい大空に」 担任も先生方も,保護者の方々も在校生も,そして卒業生もみんな感極まってしまいました。
 校歌斉唱,閉式の言葉,一同礼で式が閉じられ,4・5年生のトーンチャイムやリコーダーによる「蛍の光」の演奏に合わせて,卒業生は涙ぐみながら静かに式場を後にしました。教室では担任から一人ひとりに再び卒業証書が手渡されるとともに,一人ひとりに「6年間で一番輝いたこと」のスピーチをしてもらいました。ここでも思わず涙ぐむ姿が・・・ みんないい顔で卒業記念写真を撮り終えた後,いよいよ見送りの時間です玄関先で卒業生代表より先生方への感謝の気持ちが述べられ(英語も交えて!),並んでいる先生方と一人ひとり握手と言葉を交わして,鳴鹿小学校を後にしました。
 ご来賓として列席された前校長,丸岡南中学校の伊藤俊英校長先生も,「今日の卒業式はとても感動した。みなさんの入学を心待ちにしております。」とおっしゃって下さいました。数々の思い出と,心身ともに立派に成長した姿が,今日の卒業式の中に凝縮されていたようです。学習活動や児童会活動,学校行事など何事にも全力疾走でがんばってくれたからでしょう,担任として受け持ったこの2年間がとても早く感じられました。担任が担当した今日のダイアリーは長い記述になってしまいましたが,最後に一言。卒業生のみなさん,素敵な思い出をありがとう。そして鳴鹿小学校で頑張ってきたことを誇りに,自分の未来と力を信じて新しい世界へ旅立って下さい。
 →行事紹介「卒業証書授与式」   ※「別れの言葉」ビデオはこちらのページに移動しました
3月19日(月)
 今日は4年生が「
ビオトープの整備」をおこないました。主な作業は,池の中の枯れたガマをきれいに取りのぞくことです。作業中の様子を写真に残せなかったことが残念でしたが,全員がゴム手袋を付け,長靴を履き,教師が池の中のガマをカマで刈り取り,それを子どもたちがくまでかき集め,一輪車にのせてグランドの隅まで運びました。1時間ほどの作業でしたが,作業前(上左写真)の様子とくらべて一変しました。子どもたちから「こんなに全部切ってしまって大丈夫なんですか?」と心配の声もあがりました。「ガマは地下茎(地面の中の茎)で増えるから大丈夫です」との説明で子どもたちも一安心でした。残された湿地帯(中央部)の除草で一応終了です。肌寒く感じる気温でしたが,楽しく作業を終えることができました。4年生のみなさん本当にご苦労様でした。
3月20日(火)
 平成18年度も終わりに近づき,平成19年度を迎えるための準備が着々と進んでいます。1〜5年生のみなさんは進級を迎えるために,今日,教室と下足の移動を行いました。登校時には,くつを今までの下足箱ではなく,あらかじめ別に敷いたビニルシートの上に置き,下足の移動に備えました。午前中は今までの教室や机,下足箱をきれいにし,午後から本格的な移動が始まりました。この作業でも主役は5年生です。昼休みには各教室の号数(規格,大きさ)別の机の数を合わせるために,5年生による机の移動を行いました。5年生は限られた時間の中,一人ひとりが進んでてきぱきと作業を行うことができました。6年生が卒業してしまった今,最高学年としての自覚が高まってきたようです。そして,1年生は2年生教室へ,2年生は3年生教室へ・・・といった具合に,それぞれの学年ともに教室が”進級”し,早くも一段成長した喜びを感じたことでしょう。新しい気持ちで新年度に備えていきましょう。
3月22日(木)
 3学期も残り1日です。今日は,2限目に地区子ども会,午後から大掃除がおこなわれました。”お楽しみ会”が行われた学年も多かったようです(下2枚)。そして大好きな給食もとうとう最終日になりましたね。給食の先生方はこの1年間,毎日おいしい給食を作って下さいました。給食でお世話になった方々に,感謝の気持ちを表したいですね。いよいよ明日は修了式がおこなわれます。通知表も担任の先生から分けていただけます。楽しみですね(!?)。
 また,
地区子ども会(上2枚)では,集団登校の反省や春休みの生活,新年度の登校時間の確認などが行われました。6年生が卒業して間もないのですが,集団登校については班長が2月から交代していることもあって,今のところおおむね順調にできているようです。たまに集合時間に遅れる人がいたり,列を乱したりする人がいるようですので,班長のいうことをしっかり聞いてきちんと集団登校をするようにしましょう。なお4月からは登校時間が前期時間にあわせて15分程度早まりますので,ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。前期の登校時間は8:00になります。(前期校時:4月〜10月)
3月23日(金)
 平成18年度も最後の日を迎えました。今日は
平成18年度修了式が行われました。8時45分,1年生から”最高学年”の5年生までが気を引き締めて体育館に整列しました。校歌斉唱も5年生の新しい指揮者が登場し,在校生みんながこれから進級することへの喜びを感じているようでした。
 この修了式をふまえて,1年生から5年生までのすべての児童が,それぞれの学年を修了し,4月からは一学年ずつ進級することになります。おめでとうございます。今日はまた通知表「あゆみ」もお渡ししましたので,平成17年度の一年間をふり返ってみましょう。自分でふり返って,この一年間よくがんばったと思う人もあれば,今ひとつだったと思う人もあるでしょう。修了式で校長先生もおっしゃったように,人間は「反省」することができる動物です。この一年間の反省を新しい学年に活かしていきたいですね。明日から始まる春休みは,「次の学年へ進級するための準備期間」でもあります。新しい学年に向けて自ら進んで学習をしたり,お家で進んでお手伝いをしてほしいと思います。
 また春休みもぜひ安全に過ごして下さい。天候も温かくなり,進級の喜びとともに開放的な気分になりがちな春休みです。5時30分までには帰宅すること,これから水かさが増す用水路には近づかないこと,不審者の出没に備えて防犯ブザーを身に付けること。そして交通ルールなどもしっかり守り,きまりのある,安全で健康な生活を送るようにしましょう。
3月28日(水)
 春休みに入って数日が経ちました。25日(日)の朝に発生した能登半島地震には,みなさん驚かれたことでしょう。福井県坂井市の震度は4でしたが,児童の近辺や地区内には被害の情報もなく,無事でよかったと思います。しかし隣県では多大な被害が発生しており,被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
 さて,今日は
離任式が行われました。この度の定期異動により,3人の先生方が鳴鹿小学校を離れることになりました。まず,養護教諭の尾嶋一美先生が定年退職されます。平成13年より6年間,みなさんの保健・安全や教育相談の面でご活躍されました。しかし昨年夏より病気療養中のため,残念ながら今日の離任式に出席されませんでした。小川弓子先生は,平成12年から7年間,現在中学1・3年生が小学3・4年生だった時の担任,そして現在の3年生が入学時より3年間担任をされました。また,家庭科や書写の教科担当として,また給食主任や図書主任などとしてもご活躍されました。小川先生は長畝小学校へ異動されます。西川真寿美先生は,尾嶋先生の病休代として9月からの7ヶ月間,みなさんの心身の健康を見守って下さいました。短い間でしたが,これからもご自宅からみなさんの成長を見守って下さることでしょう。
 離任式には在校生のほか,この春卒業した卒業生や,3年生の保護者代表の方も駆けつけました。校長先生より離任者の紹介が行われたあと,お一人お一人の先生からお言葉を頂きました。童話のお話を引用しながら,子どもたちに励ましの言葉を贈って下さいました。在校生代表の5年生からは別れの言葉が述べられ,そして花束が贈呈されました。そして声高らかな校歌斉唱と盛大な拍手で先生方をお見送りしました。式の後も,小川先生が担任する3年生教室では最後の学活が行われ,3年間担任した子どもたちに,これからもしっかり頑張ってくださいとお話がありました。最後には玄関先で記念撮影に収まり,別れを惜しんでいました。
 保護者や地域の皆様には,これまで賜りましたご支援,ご協力に対し,心から厚く感謝申し上げます。
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