タイムカプセル開封
平成15年3月に卒業した鳴鹿小学校の卒業生がタイムカプセルを開封するために集まりました。卒業の時、「成人式の年に開封しよう」と約束して早8年。ちゃんと忘れずに母校に集まってきました。背丈も大きくなりりっぱな若者に変わっていましたが、久しぶりに再会してもすぐ歓談して打ち解けていました。
タイムカプセルを埋めたところに記念碑を置いておいたので、すぐに埋めてある位置は分かりました。重たかったので、掘り起こすのに多少苦労しましたが、無事取り出すことができました。8年間土の中に埋まっていたとは思えないほど保存状態はよく、中に入っていた物も全然痛んでいませんでした。5、6年生のときの作文集、20歳の自分への手紙、卒業時の個人写真、一人一人の思い出の品など、配るのに大変なほどたくさんの思い出の品が入っていました。この卒業生の時代にビオトープを作ったので、ビオトープのデザイン画も見つかり、学校の資料としても貴重なものがありました。
タイムカプセルの開封の後、改修後の校舎を見学しました。自分たちがいたころに比べてすっかりきれいに明るく変身した校舎に驚いているようでした。元いた学級に入って座ってみると、口々に「小さい。」という声が。自分が大きくなったから当然なのですが、改めて8年の年月を感じていたようでした。校舎の次に、自分たちがつくったビオトープを見に行きました。生き物がいるかどうか、興味津々にのぞき込む姿は小学校時代と変わっていませんでした。当時自分たちの背丈より少し大きい程度の苗木が電柱ほどの高さになっているのには驚いていました。
校舎・ビオトープ見学の後、思い出の品を読みながら、昼食。そして、記念撮影と進みました。体育館で記念撮影を済ませると、久しぶりにドッジボールをしようという話になり、急遽ドッジボールを楽しみました。楽しそうな歓声を聞いていると、小学校時代と変わっていないなと感じました。
それぞれの道を歩んでいる子たちですが、鳴鹿小学校はずっと卒業生の皆さんの母校です。また、機会があったら立ち寄って心の充電をしてもらえればいいなと思います。多くの卒業生が集まって、小学生時代と変わらない明るい笑顔をみせてくれたこと自体が、元担任としては一番のタイムカプセルでした。幹事役のMさんTさん、本当にありがとうございました。 |