鳴鹿水族館 サケの飼育・観察 平成18年度
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活動報告(かつどうほうこく)→ 11月 12月 1月 2月 3月
観察記録(かんさつきろく) → 12月 1月 2月 3月
ビデオ(動画wmpファイル) → 人工授精 ふ化
研究発表「鳴鹿まほろば物語〜サケ生い立ちの記〜」
(2007年3月6日「6年生を送る会」で発表)
活動報告 2月
 2月に入ると,サケの稚魚のさいのうがなくなり,えさを食べ始めます。食欲も旺盛で,おおむね順調に成長しています。ただし,悲喜こもごもの出来事も・・・ 観察の結果は観察記録のページもご覧下さい。
◆えさを食べ始めました
 2月に入ると,本格的にえさを食べ始めました。九頭竜川資料館より2種類のえさをいただきました。最初は@のえさをすりつぶして与え,数日経ってから@のえさをそのまま与えます。約1ヶ月後からは,やや大きいつぶのAのえさを与えます。
 仔魚のころは,水底の暗いところを好んでいましたが,稚魚になると行動範囲を広げる必要があります。えさを与えるのも,稚魚を水面近くまで行動させる効果があります。そして段ボールのおおいをとるのはもちろん,小さい水そうではきゅうくつなので,すべての稚魚を大きな水そうに移し替えました。
◆12月末〜2月末の成長ぶりを比較してみました。
12月26日。ふ化したばかりの仔魚(しぎょ)。 1月4日。ほとんどの発眼卵がふ化を終えたころ。
1月8日。体の色が付き始めたころ。 1月13日。元気に飛びはねる姿も。
1月16日。まださいのうが大きいと思っていたのですが。 1月17日。さいのうが明らかに小さいものが。
1月19日。さいのうの大きさは仔魚によってまちまち。パーマーク(まだら模様)も確認。 1月23日。かなりさいのうが消えました。
1月27日。パーマークがよりはっきりと。 1月29日。水流に向かって泳いでいます。
2月3日。人気だった「ふたごのさけ」です。残念ながら15日に死亡。 2月7日。完全にえさを食べています。体長は大きいもので6cm近くに。
2月16日。体も一段と大きくなり,銀色に光っています。 2月22日。片目のサケです。1匹だけ外れて行動しています。
2月26日。尾が曲がったサケもいます。とても元気に泳いでいます。 3月4日。放流直前のサケです。小さいもので5cm,大きいもので6〜7cmにまで育ちました。