鳴鹿水族館 サケの飼育・観察 平成18年度
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活動報告(かつどうほうこく)→ 11月 12月 1月 2月 3月
観察記録(かんさつきろく) → 12月 1月 2月 3月
ビデオ(動画wmpファイル) → 人工授精 ふ化
研究発表「鳴鹿まほろば物語〜サケ生い立ちの記〜」
(2007年3月6日「6年生を送る会」で発表)
観察記録 1月
 鳴鹿小学校では,毎年「サケのふ化と稚魚の飼育」にチャレンジしています。今年で3年目の体験活動になります。この取り組みは,地域の九頭竜川資料館「わくわくRiver CAN」との連携と協力によって取り組んでいます。3月上旬の九頭竜川放流まで,サケの成長を子どもたちと観察していきたいと思います。
 昨年12月15日(金)に九頭竜川資料館よりいただいた発眼卵。一時は死滅数が急増し,弱性卵ではないかと心配されましたが,年末までにはふ化を終え,仔魚(しぎょ)も今のところ元気に育っております。
児童の観察記録は,pdfファイルで表示します。Adobe Readerが必要ですので,お持ちでない方は右のバナーをクリックして入手してください。
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用語解説
  • 平均水温;水温は通常,朝・業間・昼休み・放課後の4回測定し,その合計を測定回数で割り平均気温を出している(小数点以下,四捨五入)。休日などは1回限りの測定になることがある。
  • 積算温度;一日の平均水温を毎日足していったものが積算温度です。サケの場合,目安として積算温度240度で発眼,480度でふ化,960度で稚魚になり餌を食べ始める。
  • 死んだ数・生きている数;毎回数えるのは困難なので,前日生きていた数からその日死んだ数(実際に水槽から取り出した数)を引いて割り出している。時々精密に数え直すことがあり,その際に数を修正している。
  • pH(ピーエイチ,ペーハー);水素イオン濃度指数。酸性(0〜7)・アルカリ性(7〜14)の度合いを表す数値。水産用水としては6.7〜7.5(中性)が基準。pHパックテストで週一回(月曜日)に検査する。
  • DO(ディーオー);溶存酸素。水に溶け込んでいる酸素のこと。サケの水産用水としては7以上が基準となっている。DOパックテストで週一回(月曜日)に検査する。
  
観察記録(クリックで拡大 一部を除きpdf) 写真・動画
(クリックで拡大)
および解説
平均水温
(℃)
積算温度
(℃)
死んだ
生きている
pH DO 備考・コメント
1日
(月)
  8 522 2 320
(残り卵8)
    職員による観察。残った卵がふ化するかどうかは微妙?
2日
(火)
    8 530 0 320
(残り卵7)
    職員による観察(記録のみ)。
3日
(水)
  8 538 5 315
(残り卵2)
    職員による観察。残った卵2個は間もなくふ化しそう。
4日
(木)
8 546 0 315 7.5 8 今日から6年生による当番を再開。卵のふ化はほぼ完了。
5日
(金)
8 554 2 313     卵の残りを発見。それもふ化の真っ最中。
6日
(土)
    8 562 0 313     観察できない日の水温等は推定です。
7日
(日)
  9 571 4 309     今日も1個だけふ化の真っ最中。これが最後の卵と確認。
8日
(月)
  9 580 0 309     仔魚の体の色が黒く変化してきたのが分かる。
9日
(火)
9 589 4 305 7.5 8 3学期が始まり,6年生による通常の当番活動に。
10日
(水)
9 598 0 305     順調に育っている仔魚の中に,一つだけ気になる個体が・・・
11日
(木)
10 608 0 305     積算温度が600℃を突破。仔魚はますますかくれ家へ。
12日
(金)
10 618 0 305     多くの仔魚はかくれ家でじっとしていますその。一方で飛び跳ねる魚も。
13日
(土)
  9 627 0 305     噂の(!?)飛び跳ねる魚を撮影しました。
14日
(日)
    9 636 0 305     この日の水温も推定値。
15日
(月)
8 644 3 302 7 10 水質管理,溶存酸素も十分です。
16日
(火)
9 653 0 302     さいのうの大きさも少しずつ小さくなっています。
17日
(水)
11 664 0 302     さいのうが明らかに消えかけている仔魚を発見。
18日
(木)
11 675 1 301     約10匹ほど確認される奇形魚がちょっと心配。
19日
(金)
10 685 0 301     成長の早い仔魚の体にまだら模様(パーマーク)が現れました。
20日
(土)
    10 695 0 301     この日の水温は推定値。
21日
(日)
  9 704 0 301     積算温度が700℃を越えました。
22日
(月)
9 713 0 301     さいのうの赤みは,ますます消えていきます。
23日
(火)
9 722 0 301     ますますサケの稚魚らしく・・・。
24日
(水)
9 731 0 301     いよいよさいのうが消えたか?。
25日
(木)
9 740 0 301     仔魚(稚魚?)の動きが再び活発になってきたようです。
26日
(金)
10 750 0 301     さいのうのない稚魚の多くが,隠れ家の外を泳いでいます。
27日
(土)
  10 760 0 301     水面近くまで上がるサケを目撃。
28日
(日)
    10 770 0 301     この日の水温は推定値。
29日
(月)
10 780 0 301     稚魚の多くが,ついに水面に向かって泳ぎ始めました。
30日
(火)
10 790 1 300     稚魚たちは食欲旺盛,フンも出始めました。
31日
(水)
12 802 0 300     稚魚の一部を大水槽に移し替えてみました。
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